PILOT POWER 3

PILOT POWER 3に履き替えてから大分経ったのでインプレをまた
使い切った訳ではないし、ちょっと通常の使い方という感じでもないのでライフに関してはなんとも
 
公道、ジムカーナの練習会、サーキットを走ったりした上で自分が感じたPILOT POWER 3の個人的な感想です
予め言っておくと大した事は書けません、まぁそんな大した事の無い人間の一般的な感性での感想といった所です
 
まずは冬季の話からいきましょうか
気温5℃を下回る様な気象条件化では走り出しの接地感は大分薄くなります、タイヤの温まり易さという部分ではそれ程良いという感じでもないのでこのぐらいの気温になると簡単には温まってくれません、滑るもんだと思って十分に気を付けましょう
 
次に雨天時
どちらかというとグリップの良い部類に入るPILOT POWER 3ですが、ドライだけでなくウェットの条件化でも滑り易いという印象はありません
もちろん雨天時のウェットの路面が滑り易いのは当然なので過信は禁物です、ただ、気を付けて走っていても滑って危ないという様なウェットに弱いタイヤという感じではありません
 
さて、ここからは性質の話をしていきましょう
ミシュランタイヤは滑り易い』『ミシュランタイヤは滑らせながら走るもんだ』なんて話を聞いたりします
自分はミシュランタイヤの色んな種類を沢山履いてきた訳では無いので、ミシュランタイヤそのものがどうなのかは自分にはわからないので今回は現状使ってるPILOT POWER 3に限定して話を進めていきます
 
感触としては滑り易いというのは分からないでもない気はします
ただ、この滑り易いという部分に『滑る=危険』という仕組みにならないに設計になっていると感じます
タイヤに一定以上の負荷が掛かってくると滑り出しが始まるのですが、この滑り出し部分というのがライダーが滑り出しに対応してコントロール可能な滑り方をするという所、もちろんタイヤは確実に滑っているので滑っていない状態に比べればコントロールは難しいです
ですが、滑り出したら制御不能になってしまって即転倒や滑ってしまってハイサイドなんて危険は少ない気がします
とは言ってもこれは滑り出しが始まるぐらいの負荷の掛け方をした場合の話で、その先まで行ってしまう様な負荷を掛ければ当然危険です
 
なので、安全に走るならば滑り出した時に「あー、滑り出したなー」って思いながら制御する方向に集中しましょう、無理をしなければ滑って転倒なんて事態にならずに十分コントロールして挙動を抑える事が出来るはずです
 
『滑らせながら走る』なんてのも一つの走り方でしょうが、安全に走るのであれば滑り出したらコントロールに集中が無難です
もちろん滑り易いタイヤだからといってやたらと滑るという訳ではありません、滑り出す原因はライダーのラフな操作が原因なのです
ライダーがラフな操作をすればコントロール可能な範囲の滑り出しで知らせてくれる、そんな懐の深いタイヤだと個人的には思っています
 
さて、ここまで書いてなんとなくPILOT POWER 3がどんな感じのタイヤかというのが伝わったでしょうか?
ちなみにこのタイヤに向いていない人というのも居ると思います、それは滑り出した瞬間にパニックに陥ってしまう人
落ち着いて対処すればなんて事はないレベルの所でどうにかする前にパニックで余計に悪化させる様な感じだと乗り難い不安なタイヤになるかもしれません
 
うーん、上手い事書けたどうかはわかりませんが、読んでくれた人の参考になれば幸い