中部ダンロップ杯 第3戦 知立

延びに延びた中部ダンロップ杯第3戦、11月の雨
路面は足で確認する分にはそこまで悪くは無い、ただ、大会会場である自動車学校内の白線と黄線が真新しく引き直されておりこれが非常に滑るとの情報
まぁ浜名湖の時の様にタイヤの溝が無くて死んでる状態でもないですし「大丈夫だろう」と思っていました


が、走ってみるとグリップ力がかなり低い・・・
主な原因としては気温と雨の相乗効果により冷えが強いという部分
気温は高くない、路面は雨で冷える、只でさえタイヤが温まり難いのに冷えるのだけはどんどん冷える
グリップ力を出すのに熱依存度が高いスーパーコルサが完全に裏目に出ています


これらを頭の中で整理出来る前に「タイヤの準備を頑張ろう」と慣熟走行に入った訳で
自分の中の今回の走りのコンセプトとして加速と減速で頑張るのは程々にして『バンク角』と『車体の切り返し速度』を頑張ろうと決めていました、雨ですしね
でも路面は足で触った感じではそこまで悪くないしという事で、雨だといつもはBモードにしてるとこをAモードで走りタイヤを温め始める
途中白線や黄線の上を通ると明らかに滑る感触があって思ったよりもかなり危険だな と
グリップ感は相変わらず薄い、でも少しでもタイヤに負荷を掛けていかないとタイヤが温まらないのでアクセルを徐々に開けてゆく様にした結果、S字入口に入る手前でリアが滑りS字入口の縁石を乗り越えて植え込みに車体を倒してしまいました・・・


縁石!!
一番最初に頭に思い浮かんだのは『ホイールにダメージがいかなかったか』です
ホイール、マルケジーニのマグ鍛に換えてあるので高いですからね・・・
車両はすぐにエンジンが掛かり走れたのでとりあえず慣熟コースから離れて車両の確認
ホイールは、パッと見ではダメージが無い様に見えます、他のとこもマフラー付近に傷が入った程度でそこまでのダメージは無さそう
他にもハンドルとかどこかに歪みが生じてないか不安でしたが、とりあえずは走れそうという事で完熟走行を続けます、タイヤ冷えちゃいますし
まぁこの時点でやっぱりAモードでの走行はやめた方がいいなって事でBモードに切り替えましたがw


慣熟走行が終わって8の字エリアに
0字で片面づつタイヤを温めようと左から始めた訳ですが、大会の出走がなかなか次に進んでいかないので右の0字に切り替えた所タイヤが冷え切っていてバランスを崩しました
うん、このレベルでタイヤのコンディション維持が難しいんだな とここで実感としてちゃんと気付きました


とりあえず今回の大会コース図
上の方は慣熟コースで、下のSTARTが書いてあるとこが大会のコースです

慣熟コースと8の字で今日は滑るという事は嫌と言う程身に染みているので丁寧に丁寧に
最後のガッツセクションがこの倒し込みもブレーキも強く使えない状況でちゃんとクリア出来るかどうかかなり不安でしたがなんとか


大会の走行についてはこれといって余り言う事も無いのでリザルトいきましょう
第1ヒート:2分53秒322(ペナルティ2)→2分55秒322
第2ヒート:2分39秒229(ペナルティ3)→2分42秒229
トップタイム:1分48秒269
トップタイム比(自己ベスト):149.84%
総合順位:60/65位
クラス順位(ノービス):17/20位


今回も140%切る事が出来ず
とは言っても今回は自分自身結構納得のゆく結果だったというか、「頑張れなかったな」という感じはありません、頑張りました
順位的に最下位ではなかった物の、実際のとこ自分より下の順位にいるのはミスコースでタイム残らなかった人達だけなので実質最下位ですな
まぁ順位に関してはそこまで気にしていませんけど、練習の成果が出せたかどうかが焦点なので


今回大会に挑むに際して新しく試した事として『コースのイメージトレーニング』をやってみました
大会はその日の朝に渡されたコース出走までに覚えて走る訳ですが、ここで躓く人は結構多いです
自分自身やはりミスコースしないかどうかというのは不安要素の一つですし
とは言ってもコース覚えてもコース攻略が出来ていなければ話にならないというか、自分の場合はライン取り読み違えててその場でなんとかするという事が出来る程車体に余裕が無いので、ライン読み違えるのは完走が出来るかどうかの死活問題なんですよね
なので『ここはこう通ろう』というコース攻略を早く済ませて(早く済ませれるのは練習のお陰でしょう)慣熟歩行は早目に切り上げてイメージトレーニングでコースを覚える事に時間を多く割く様にしました
頭の中で引っ掛からずに速いペースでもコースをなぞっていける様になるまで脳内走行を繰り返しました
コースを不安無く覚えているというのは走る上においては強みです、走る方に集中力を多く割けますからね


今回はこのイメージトレーニングを試せて、自分自身で『効果があるな』という実感が持てただけでも収穫です
次に大会に出るのはまた来年ですね、それまでにまた大会で練習の成果が出せる様に練習をしよう
そして願わくばドライの良い状態で走れる事を